11月の気になった記事について [社会]
いつもブログをお読みいただき有り難うございます。
今回は、“11月の気になった記事”について書かせていただきます。
少し前の時期の記事ですが、私にとりまして気になる記事がありました。
それは、世界経済フォーラムが10月31日に発表した「2007年版世界競争力報告」による日本の競争力の後退です。
(※参照 世界経済フォーラム「07年版世界競争力報告」 http://www.gcr.weforum.org/)
この報告は、131カ国の国や地域について経済指標や企業へのアンケート調査を元に、競争力を順位付けしています。
日本の総合順位は、昨年の5位から8位に後退しました。
世界131カ国の国や地域の中で8位と聞けば、素晴らしく聞こえが良いです。
しかし、日本の競争力が後退した背景を見ると、日本国政府の債務の多さと日本国政府の財政収支の不安定さがあります。
政府債務については、131カ国中120位。
財政収支については、131カ国中111位となっています。
一方、民間部門では、企業の研究開発投資については、131カ国中3位。
技術革新については、131カ国中の4位。
ビジネスの洗練度については、131カ国中の3位となっています。
どうも、この数字を見ると国力(こくりょく)が民間企業の足を引っ張っているように感じます。
いろいろな規制にがんじがらめにされて、企業活動に魅力のない国に日本がなっているように感じられます。
このような状況が続いていると、いっこうに海外より日本への投資が来ないように感じます。
競争ばかり重視して、ぎすぎすした社会になっていくのは困りますが、日本人として日本に魅力が無くなることは、とても残念な結果です。
2007年版世界競争力報告によりますと、総合順位では、1位が米国で、2位はスイス、3位がデンマークとなっています。
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Written by
Office T.Professional(オフィス ティー.プロフェッショナル)
米国税理士 小野 知史(Tomofumi Ono)
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e-mail: info@tprofessional.jp
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